Snのアナログゲーム備忘録

遊んだら遊びっぱなしにならない為の備忘録

ドミニオンカード考察_基本_堀

ドミニオンカード考察_基本_堀

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日本語名 :堀(ほり)

英語名  :Moat(モート)

収録セット:基本

カード種別:アクション-リアクションカード

購入コスト:2

カード効果

 +2カードを引く

 他のプレイヤーがアタックカードを使用した時、

 手札からこのカードを公開できる。

 そうした場合、あなたはそのアタックカードの影響を受けない。

概要

基本セット唯一のリアクションカード。

相手のアタックカードの効果を受けなくなる。(無効ではない)

アタックカードのみなので、「仮面舞踏会」等の効果は影響なし。

使用方法考察

強力なアタックカードがある場合、防御手段として買う事になる。

が、手札にある事がアタックを防ぐ条件の為

守りの手段としては、心許ないカードだと思う。

 

そもそも、優秀な廃棄カードがあれば、「魔女」等の呪い撒きは対策出来る。

「寵臣」や「拷問人」といったカードは、妨害がおまけなので

妨害を防いでも、相手が止まる訳ではない。

と、リアクションカードとしては微妙なカード。

 

しかし、圧縮がなくアクション権も増えない場であれば効果を発揮する。

俗に言う、「堀ステロ」という戦略。

「堀」を2~3枚購入して、後は銀貨と金貨しか買わない。それだけ。

特に4番手の人が行う価値の高い戦略で

1番手から、

民兵民兵民兵、とか 

魔女、魔女、魔女、とか購入されたら

堀ステロ直行ルートです。

アタックカードを買った3人で足を引っ張り合い

自分は影響を受けず、銀貨・金貨を買っていけるのが理想。

 

逆に1番手の人には扱い辛いカード。

1番手の人が、「民兵」等を恐れ、初手の3金で堀を買うと

下家の人が「民兵」を入れない可能性が高まります。

わざわざ、「堀」を活用させる可能性があるカードを

入れる必要がないと判断させる為です。

誰も「民兵」を入れずに、全員「鍛冶屋」を買った場合

惨敗の可能性大です。

堀の効率

「堀」の効率は「1ターン中に防げるアタックカードの数」に

比例して上がります。

「堀」を持っているターンに、「魔女」が3回使用されたら

それだけで3点プレイ、「公領」1枚分です。

しかし、1回しか「魔女」が使用されない場合は

1点プレイ、「屋敷」1枚分と大差があります。

また、「民兵」の様に効果が累積しないアタックカードは

この限りではありません。

「1ターンで何回」ではなく「何ターン」防げるかになります。

堀の購入時に考える事

・サプライのカードを見て、アタックカードを防ぐ必要があるか?

・自分が何番手のプレイヤーか?

・他の人がアタックカードに行くか否か?

・防ぐアタックカードは、累積する効果か否か?

等の要素があります。

堀でアタックカードを防ぐか否か

「堀」が手札にあるからといって、毎回防ぐ必要はありません。

極端な例ですが、下記のような場合は防がないのも戦略でしょう。

・手札が「堀」「屋敷」「屋敷」「屋敷」「銅貨」の時に

「寵臣」の手札を捨てる効果を使用される。

・山札に「銅貨」しかない時に、「泥棒」をうたれる。

・手札のアクションが「堀」のみで、山札の上2枚がアクションの

 時に「大衆」をうたれる。

 

最後に

「堀」を使用するだけでも考える事は多くありますね。

たかが「堀」されど「堀」ですね。

正直、記事を後204枚分書いてくと思うだけで涙が(´;ω;`)