Snのアナログゲーム備忘録

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ドミニオンカード考察_基本_宰相

ドミニオンカード考察_基本_宰相

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日本語名 :宰相(さいしょう)

英語名  :Chancellor(チャンセラー)

収録セット:基本

カード種別:アクションカード

購入コスト:3

カード効果

 +2コイン

 あなたの山札のカードを全てを、即座に捨て札に置く事ができる。

概要

山札のカードを即座に捨て札に送る事ができるカード。

つまり、このカードを使用したターンに購入したカードが、

次のターンで使える可能性がでる。

「ゴミあさり」という上位互換(コストが違うが)カードがある。

使用方法考察

ステロプレイにおいて強力な効果を持っている。

理論上、「宰相」「金貨」「金貨」を購入していれば

毎ターン属州を購入することも可能である。

(宰相の効果を使い、次のターンも上記のカードを引ければ)

 基本的に考えなしに使っても恩恵を得ることはできない。

 

例えば、最初の一巡で「宰相」「銀貨」と購入し

次の巡に「宰相」「屋敷」「屋敷」「屋敷」「銅貨」という

手札で宰相の効果を発動すると、後に確実に来るはずの銀貨が

捨て札に流れ、山札が再構築され、手札にあった屋敷が再び

手札に来る可能性が出る。

これは、弱い宰相の使い方である。

 

では強い宰相の使い方とは何か?

例えば、「宰相」「銀貨」「銅貨」「銅貨」「銅貨」という

手札で、「金貨」を購入し、「宰相」の効果を発動すれば

次のターンには、手札の「宰相」と「銀貨」、購入した「金貨」が

手札に来る可能性がでて、上手くいけば「属州」が4ターン目で

購入できる様になる。

この、可能性を発生させる事が宰相の強みである。

逆に上記の例で、宰相の効果を発動しなかった場合

山札に残っている「屋敷」を確実に手札に引く事になり

「宰相」も「銀貨」も「金貨」山札に行かない為

4ターン目に属州を買う可能性は絶対に発生しない。

 

この様に、「宰相」を手札に引いた状況によって

山札を捨てるか捨てないかの選択を考えなくてはならない。

選択を正しく行うためには、山札の把握が重要となる。

相性の良いカード 

「書庫」

同じ基本セットのカードで最高に相性が良い。

「宰相」と「書庫」を購入した場合以下のパターンがある。

パターン1:「書庫」を手札に引いて山札に「宰相」がある場合。

「書庫」をそのまま使い、「宰相」がめくれたら脇によける。

パターン2:「宰相」を手札に引いて山札に「書庫」がある場合。

この場合、手札と相談する必要がある。

・「宰相」「銀貨」「銅貨」「銅貨」「銅貨」の様な場合は

 山札を捨てて、金貨を購入し「書庫」を引く事はあきらめた方が良い。

・「宰相」「屋敷」「屋敷」「屋敷」「銅貨」の様な場合は

 山札を捨てず、その後の「書庫」に期待した方が良い。

どちらの場合も「金貨」購入はできる様になる。

購入できるターンが違うので、全く同じではない。

パターン3:「宰相」と「書庫」を同時に手札に引いた場合。

 このパターンは、「宰相」を優先する方が無難である。

その場合、次のターンに「宰相」と「書庫」を別々に引ける可能性がある。

下手に「書庫」を使用し、山札が中途半端に残ると、

再び、セットで手札に来る可能性が増える。

ただ、ゲーム終盤等で「属州」を狙うなら「書庫」の方が

期待値は高い。(山札のカードによるが)

 

「会計所」

山札を全て捨て札に送ることで、全ての「銅貨」を

手札に加える事ができる。しかし、アクション権が2つ必要で

「宰相」とセットで引かないといけないので安定性は微妙。

他の捨て札を参照するカードとも相性は良い。

 

「へそくり」

山札を再度く見直す際に、山札の好きな場所に置ける銀貨。

「宰相」を使用する事で、即時効果発動できる。

「へそくり」を4枚購入していれば、「宰相」を使い

次のターンに、属州購入が確定する。

ただし、このコンボは「ゴミあさり」には敵わないので注意。

宰相の購入時に考える事

・ステロプレイが通用する場か?

・「書庫」や「大使館」の様に、主役となるステロプレイカードがあるか?

・相性が良い、捨て札を参照するカードがあるか?

・「ゴミあさり」がないか?

等の要素があります。

最後に

よく「宰相」の使い方わからんとか弱いとか聞くので

そんな事ないよと、伝えたかった。

しかし、使用するには、癖の強いカードなので、

下手に拘らず、柔軟なカード選択をお勧めします。